劇団の代表的レパートリーでもあるM・ゴーリキーの「どん底」は、 八田元夫演出で1966年の初演以来全国各地での公演で、 東演の「どん底」か「どん底」の東演かといわれるほどに、 そのアンサンブルが醸し出す密度の濃い人間の舞台として 定着していました。 1980年に千田是也演出で再創造、 その後もたびたび上演されていますが アンサンブルの伝統は脈々と生き続けています。
A・エーフロス
その伝統がベリャコーヴィッチ氏との「ロミオとジュリエット」「モリエール」に 受け継がれ、 1996年には「ロミオとジュリエット」でモスクワ、 ペテルブルグ公演に 発展し、 その後、 2004年にもベリャコーヴィッチ演出の「どん底」で モスクワ、 ペテルブルグ、ニジニノブゴルド公演を行った。