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公演記録

劇団東演 第156回公演『まだ今日のほうが!』

『まだ今日のほうが!』 『まだ今日のほうが!』
  八田元夫はあの過酷な暗黒の時代にあって、“転向”させられた自責と、屈辱に耐えながらも生き抜こうとする惠子を通して、今を生きる私たちに何を語り、何を残していったのだろうか。
  今、私たちは時代に立ち向かう力をつかみ取ることが出来るのだろうか。福田善之氏を演出に迎え、大きなロマンに挑み続けたいと思う。
 二・二六事件(1936年)が起きた2月末、滝田医院の茶の間のラジオは雑音しか流れてこない。この医院の娘・惠子は最近東京での活動生活に挫折し、家に戻されたばかりだったが、しきりに手紙の到着を気にしている。そして母親・せいに手紙の相手を問い詰められる。
「ただの男友達よ」
「母さんは知ってますよ。例の方の関係の人でしょう、あなたはお父様の身元保証で監視中の人じゃありませんか」
 時代がますます暗黒の道を進むなか、信念をもって生きることの息苦しさに悶え苦しみ、自身の挫折をどのように受け止めたらいいのか、葛藤する若者たち、いや若者に限らずリベラル保守を任ずる父・礼造にとっても、同様に危うい予感が迫ってくるのだった・・・。
八田元夫
演出 福田善之
公演日 2019年6月15日(土)~11月23日(日)
公演場所 東演パラータ
下北沢駅より徒歩15分(開演40分前より送迎車あり)
CAST 豊泉由樹緒(滝田礼造(医師))、尾崎節子(せい(その妻))、木野雄大(紀一(息子))、古田美奈子(惠子(娘))、奥山浩(川岸実(弁護士))、星野真広(高木田伝蔵(特高))、相川史朗(内海順吉(惠子の友人))、清川翔三(佐山末男(新聞記者))、矢野泰子(案内人)、能登剛・椎名啓介・絈野二紗子・大川綾香(コロス)
STAFF 羽鳥嘉郎(台本協力)、石井みつる(美術)、鵜飼守(照明)、山北史郎(音響)、広野洋子(衣裳)、相川聡(舞台監督)、横川功(制作)

チケット

未就学児入場不可 ※客席開場は開演の40分前
6月15日(土) 16日(日) 17日(月) 18日(火) 19日(水) 20日(木) 21日(金) 22日(土) 23日(日)
14:00
15:00
19:00

チケット購入

前売開始5月1日(水)全て税込み[日時指定・全席自由]

一般
4,000円
シニア(65歳以上)
3,700円
U25(25歳以下)*劇団のみ取り扱い、当日年齢確認
2,500円
+1チケット(3名様のグループで1名様ご招待)*劇団のみ取り扱い
12,000円大変お得なチケットです。3名様の代金で4名様が観劇できます。