公演記録
劇団東演 第157回公演『獅子の見た夢―戦禍に生きた演劇人たち』
戦争一色のなか、自由を奪われ、検束の危険を冒しながら、それでも芝居をやり続けようとした新劇人たち。
劇作家・三好十郎、俳優・丸山定夫、演出家・八田元夫らが炎のように向かった先は…。
劇作家・三好十郎、俳優・丸山定夫、演出家・八田元夫らが炎のように向かった先は…。
1945年(昭和20年)8月下旬、八田元夫は世田谷・赤堤の三好十郎宅に広島からやっとの思いでたどり着いた。
大事に抱えてきた風呂敷包みの中には丸山定夫の骨壺があった。
あの惨劇からまだ三週間もたっていない。
挨拶もそこそこに骨壺を前に、二人は言葉少なに稀代の名優を偲び、まずい酒を酌み交わす。
突如男の声が割って入ってくると、時は前年(昭和19年)の秋にさかのぼる。
丸山定夫はしきりに八田元夫を「苦楽座」の演出家として、一緒に芝居をやろうと土下座までして説得をする。しかし数年前検挙投獄されて以来、演出家登録は取り消されていて、鑑札が無ければ演劇活動は出来ないのだ。それでも丸山定夫は諦めない…。
一方、戦局がますます厳しくなるなか、苦楽座も大政翼賛会・日本移動演劇連盟に参加しない限り芝居を続けられない状況に追い込まれていた。せっかく創りあげてきた芝居もこのままでは上演できない…。
「僕は芝居がしたい、したいんです」
「それしかお芝居やれる手段がないんですよね?」
やがて皆の心は一つとなって、広島へと向かうのだった…。
大事に抱えてきた風呂敷包みの中には丸山定夫の骨壺があった。
あの惨劇からまだ三週間もたっていない。
挨拶もそこそこに骨壺を前に、二人は言葉少なに稀代の名優を偲び、まずい酒を酌み交わす。
突如男の声が割って入ってくると、時は前年(昭和19年)の秋にさかのぼる。
丸山定夫はしきりに八田元夫を「苦楽座」の演出家として、一緒に芝居をやろうと土下座までして説得をする。しかし数年前検挙投獄されて以来、演出家登録は取り消されていて、鑑札が無ければ演劇活動は出来ないのだ。それでも丸山定夫は諦めない…。
一方、戦局がますます厳しくなるなか、苦楽座も大政翼賛会・日本移動演劇連盟に参加しない限り芝居を続けられない状況に追い込まれていた。せっかく創りあげてきた芝居もこのままでは上演できない…。
「僕は芝居がしたい、したいんです」
「それしかお芝居やれる手段がないんですよね?」
やがて皆の心は一つとなって、広島へと向かうのだった…。
原作 | 堀川惠子『戦禍に生きた演劇人たち』(講談社文庫より) |
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脚本 | シライケイタ |
演出 | 松本祐子 |
公演日 | 2019年11月16日(土)~11月28日(木) |
公演場所 |
東演パラータ 下北沢駅より徒歩15分(開演40分前より送迎車あり) |
CAST | 星野真広(三好十郎)、能登剛(八田元夫)、南保大樹(丸山定夫)、瀬戸さおり[ワタナベエンターテインメント](森下彰子)、豊泉由樹緒(薄田研二)、奥山浩(永田靖)、古田美奈子(園井恵子)、木野雄大(多々良純)、大川綾香(仲みどり)、中花子(島木つや子)、三森伸子(戸川春恵)、椎名啓介(高山象三)、清川翔三(水谷健三)、藤牧健太郎(川村禾門) |
STAFF | 石井強司(美術)、中島俊嗣(照明)、山北史郎(音響)、有島由生(衣裳)、おかめ会・社中(お神楽指導)、早川さよ子[栗八商店](宣伝美術)、相川聡(舞台監督)、横川功(制作) |
チケット
未就学児入場不可 ※客席開場は開演の40分前
★20日、24日…終演後アフタートークあり
★20日、24日…終演後アフタートークあり
11月16日(土) | 17日(日) | 18日(月) | 19日(火) | 20日(水) | 21日(木) | 22日(金) | 23日(土) | 24日(日) | 25日(月) | 26日(火) | 27日(水) | 28日(木) | |
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14:00 | ● | ● | ★ | ★ | ● | ● | ● | ||||||
15:00 | ● | ||||||||||||
19:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
チケット購入
前売開始10月7日(月)全て税込み[日時指定・全席自由]
- 一般
- 4,500円
- シニア(65歳以上)
- 4,000円
- U25(25歳以下)*劇団のみ取り扱い、当日年齢確認
- 2,500円
- +1チケット(3名様のグループで1名様ご招待)*劇団のみ取り扱い
- 13,500円大変お得なチケットです。3名様の代金で4名様が観劇できます。