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公演記録

劇団東演 第160回公演『ワレリー・ベリャコーヴィッチのマクベス』

ワレリー・ベリャコーヴィッチのマクベス ワレリー・ベリャコーヴィッチのマクベス
■こんな時だからこそ、ダイナミックに!!■
 ここ十年、「どん底」「ハムレット」「検察官」と精力的に演出してきたワレリー・ベリャコーヴィッチ最後の演出作品。日本での上演のために、モスクワのユーゴザパト劇場で新しく創り直し幕を開けたのですが、その10日後、心筋梗塞のために急逝。
 この演出家の熱い思いを受け、2019年、かれの弟子でもあるオレグ・レウシン(現・ユーゴザパト劇場芸術監督)が陣頭指揮に当たり、劇団東演創立60周年記念公演として上演されました。
 最初から最後まで魔女たちにより、マクベスをはじめ登場人物はその運命を操られていきます。人の力では抗することができない定めを見事に表現、今までに見たことのない「マクベス」をお届けいたします。
 反乱軍との戦いに勝利したマクベスは、ともに戦ったバンクォーと息高く国王・ダンカンのもとにはせ参じる途中、三人の魔女たちに出会う。魔女たちは、マクベスはコーダーの領主となり、やがて国王になる運命にあると予言する。そして「善は悪、悪は善!」と呪文を口にしながら消えていった。
 思いもしない不気味な予言に動揺しながらもあり得ないことと一笑に付し、国王・ダンカンへの戦勝報告のために急ぐのだった。しかし事態は魔女たちの予言通りに推移していく。戦いの功により国王はコーダーの領主にマクベスを任じたのだ。

 「魔女どもは真実を知っていたというのか!ということは・・・・」。驚くマクベスは夫人にことの成り行きを話す。「それは予言・・・・きっと運命がそう約束したの。だって運命は気まぐれにあなたの頭に王冠を載せたりしない筈。忘れないで、その王冠をご自分の頭に載せるのはあなた自身だってことを!」

 ・・・・運命の扉は果たして・・・・。
W・シェークスピア
翻案・演出・美術・衣裳 V・ベリャコーヴィッチ
佐藤史郎
演出補 O・レウシン
公演日 2021年12月15日(水)~12月19日(日)
公演場所 東池袋あうるすぽっと
東京メトロ有楽町線東池袋駅6・7出口直結/JR池袋駅東口より徒歩10分/都電荒川線東池袋四丁目駅より徒歩2分
豊島区東池袋4-5-2ライズアリーナビル2F
CAST 能登剛(マクベス)、奥山美代子[文学座](マクベス夫人)、豊泉由樹緒(バンクォー)、三代陽輔(フリーアンス(息子))、島英臣[俳優座](ダンカン(国王))、大塚航二朗[無名塾](マルコム(息子))、星野真広(アンガス、門番)、阿部航平(メンティース)、原野寛之(レノックス)、蓮池龍三[バオバブ](ケイトネス)、奥山浩(ロス)、小泉隆弘(兵士)、南保大樹(マクダフ)、岸並万里子(マクダフ婦人)、三森伸子(娘)、M・インチン[ユーゴザパト劇場](ヘカテ、刺客)、I・スキツァン[ユーゴザパト劇場](刺客)、上村遥(刺客)、E・オフチンニコフ[ユーゴザパト劇場](魔女)、A・ナザーロフ[ユーゴザパト劇場](魔女)、清川翔三(魔女)、藤本稜太[フリー](魔女)・・・(配役順)
STAFF 鵜飼守(照明)、A・ロプホフ(音響)、I・ボチョリシビリ(演出助手)、S・ボロジノフ(演出助手)、相川聡(舞台監督)、横川功(制作)

チケット状況

未就学児入場不可 ※客席開場は開演の40分前
●…通常公演
12月15日(水) 16日(木) 17日(金) 18日(土) 19日(日)
13:30
18:30

チケット購入

前売開始11月1日(月)全て税込み[全席指定]

一般
5,500円
シニア(65歳以上)
5,000円
U25(25歳以下)*劇団のみ取り扱い、当日年齢確認
3,000円
+1チケット(3名様のグループで1名様ご招待)*劇団のみ取り扱い
16,500円大変お得なチケットです。3名様の代金で4名様が観劇できます。