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公演記録

劇団東演 第161回公演『商船ティナシティ』

商船ティナシティ 商船ティナシティ
「例えば大きな川が二股に分かれていたとする、
あんたはどっちへ流れて行くかね?」

「僕は、こうと決めたら必ずそっちに向かって突き進みますよ、
自由のために。で、とっつあんは?」

「わしはワインの小瓶のコルクみたいなものさ、
流れに任せてどっちへでもゆったり流れてゆくね・・・・
本物の自由ってものは手前の体の中にもってなくちゃならねぇんだよ・・・」
1920年代、戦争から解放された青年たちにとって、
自分たちの未来を輝かしいものにするには、
疲弊したフランスから見ると、未開の地カナダは十分に魅力あふれた夢の新天地だった。

その新天地に向かう二人の若者バスチァンとセガールが、
明日の出港に胸を躍らせこの港町に到着したのだが、
しかし立ち寄った港のレストランで「商船ティナシティ」はボイラーの故障で出港は二週間ほど延びたことを知らされる。

二人はパリには戻らず、このレストランの二階に部屋を取り修理を待つことにした。

いつしか常連の労働者たちとも馴染みとなり、特に古株のイドゥとは人生について語りながら自分たちの夢を膨らませていった。
そして店のウエイトレス・テレーズはそんな二人にとってちょっと気になる存在に・・・・。

やがて船の修理も終わり、いよいよ出港する日の朝、船員が9時の乗船を知らせに来た。
レストランの女将さんたちに「さようなら、じゃないよ」、「じゃ、また!」
セガールは笑顔で別れを惜しんでいる。
そこに古株イドゥが神妙な顔つきでやって来ると・・・・。
シャルル・ヴィルドラック
鈴木力衛
演出 鵜山仁
公演日 2022年2月16日(水)~2月27日(日)
公演場所 東演パラータ
下北沢駅より徒歩15分(開演40分前より送迎車あり)
CAST 中花子(テレーズ)、古田美奈子(コルディエ)、南保大樹(バスチアン)、原野寛之(セガール)、豊泉由樹緒(イドゥ)、三代陽輔(イギリスの船員)、奥山浩(労働者)、星野真広(労働者)、小泉隆弘(労働者)、光藤妙子(近所の人)、古山華誉(賄娘、旅行者)、阿部航平(郵便配達員、旅行者)・・・(配役順)
STAFF 乘峯雅寛(美術)、古宮俊昭(照明)、藤平美保子(音響)、高崎真介(音楽)、山田靖子(衣裳)、相川聡(舞台監督)、横川功(制作)、株式会社フランス著作権事務所(著作権代理)

チケット状況

未就学児入場不可 ※客席開場は開演の40分前
●…通常公演
2月16日(水) 17日(木) 18日(金) 19日(土) 20日(日) 21日(月) 22日(火) 23日(水) 24日(木) 25日(金) 26日(土) 27日(日)
14:00
19:00

チケット購入

前売開始1月10日(月)全て税込み[日時指定・全席自由]

一般
4,500円
シニア(65歳以上)
4,000円
U25(25歳以下)*劇団のみ取り扱い、当日年齢確認
2,500円
+1チケット(3名様のグループで1名様ご招待)*劇団のみ取り扱い
13,500円大変お得なチケットです。3名様の代金で4名様が観劇できます。